
歯根膜の補足の続き。
この歯根膜がどういうものなのかについても、どうも曖昧だ。繊維組織であることは間違いなさそうだが、「神経膜」と明記した上で歯の圧力センサー的な役割を担っているような記述もあるが、そこまで明記しているものは少数派で、まず普通は「神経膜」であるとは明言されていないし、センサー的な役割については懐疑的な記述もある。
しかし、「明確なこと」もある。一つはこの歯根膜は歯周病や虫歯などの最終段階において、患部の切り出しの任を「結果的に」背負っているということだ。つまり、歯根膜が感染してしまうと歯根が維持できなくなり歯が抜けてしまうわけだ。これは確かに必要な役割に見える。見えるが、歯根膜本来の任なのか、二次的三次的な役割なのかは定かでない。少なくともネットで検索しても統一した見解がみつからない。
さりながら、歯根膜に対する関心は高まりをみせている。それは歯根膜についてのもう一つの「明確なこと」が引き金になっているからだ。
それはインプラント義歯との構造的相違点としての話題である。